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世界戦を前に「自分を信じている」と語る39歳の多田悦子=神戸市東灘区の真正ジム
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世界戦を前に「自分を信じている」と語る39歳の多田悦子=神戸市東灘区の真正ジム
縄跳びで汗を流す多田悦子=神戸市東灘区の真正ジム
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縄跳びで汗を流す多田悦子=神戸市東灘区の真正ジム
ミット打ちに励む多田悦子(右)=神戸市東灘区の真正ジム
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ミット打ちに励む多田悦子(右)=神戸市東灘区の真正ジム

 過去に得たタイトルを再び狙うという以上に、39歳の多田悦子(真正、兵庫県西宮市出身)には意味のある一戦だ。12月3日、東京・後楽園ホールで挑む世界ボクシング機構(WBO)女子ミニマム級王座決定戦。深刻なけがやコロナ禍で一時は現役引退も考えたが、周囲のサポートから自身の存在意義を見いだし、ひのき舞台に戻ってきた。

 国内女子プロボクシング界を黎明(れいめい)期から支えるサウスポー。世界屈指の技術を誇り、2018年までにミニマム級で世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)、WBOと世界主要3団体を制覇してきた。

 今年1月、再びWBO王座を懸け、元アトム級世界王者の宮尾綾香(ワタナベ)と戦ったが引き分けに終わった。以後は、悪化していた右太ももの肉離れの治療が続き、新型コロナウイルス感染拡大もあって4カ月間ほど練習できなかった。

 限界を感じ、スポンサーに「引退する」と告げたところ「世界4団体制覇を目指すのなら、支える」と続行を後押しされた。「人生で一番悩んだ」というが、コロナ禍の苦境でも支援を買って出る人たちの存在に胸を打たれ、踏みとどまった。

 12月3日の世界戦は再び宮尾と拳を交える。10月末にスパーリングを始め、足取りは軽く、スピードも健在。「自分に自信を持ってリングに上がる。それが今回の調整です」

 多田にはもう10年以上続く習慣がある。試合前に自分に宛てて手紙を書く。「必ず勝つ」「応援してくれる人を笑顔にする」などと記し、心を奮い立たせてきた。後々見返し、自分の成長を客観視するためでもある。

 不惑を前にまたひとつ山を越えた第一人者は今回、どんな内容をしたためるのだろうか。(藤村有希子)

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