阪神ドラ1佐藤「ヴィッセルに入っていたかも」 高校入学時はサッカー部検討

2020/11/18 19:40

母校の後輩たちとガッツポーズする佐藤輝明内野手=西宮市、仁川学院(撮影・吉田敦史)

 阪神からドラフト1位指名された佐藤輝明内野手(近大)が18日、母校の仁川高を訪れ、後輩たちにプロ入りの喜びを報告した。世代屈指の強打者は「プロを目指そうと思ったグラウンド。最初の気持ちを忘れず頑張りたい」と初心に立ち返った。 関連ニュース 元アナウンサー清水次郎さん 45歳で教師に転身、野球部顧問に 高校界屈指の左腕、駅員に ソフトバンクや社会人野球経て なぜ淡路島では野球選手がよく育つ?

 高校時代は無名だったが大学で開花し、ドラフト会議では4球団が競合。阪神では今季で退団する福留孝介外野手の背番号「8」を受け継ぐことが決まっている。
 報告会では、プロを目指すと決めた高校2年の秋から始めた筋トレを機に、打撃練習で校舎の窓ガラスを割るほど飛距離が伸びたことに触れ「自分の才能を信じてやるべきことをやれば発見がある。目標や夢を持って」と後輩へエールを送った。入学当初はサッカー部への入部を考えていたことを明かし「ヴィッセル神戸に入っていたかも」と笑いを誘う一幕もあった。
 約1年ぶりという母校のグラウンドでは、当時のチームメートや現役部員、OBらと記念撮影。ネクタイなどの記念品を受け取り「球界を代表する選手になるのが一番の恩返し」と力を込めた。(長江優咲)

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