
兵庫県に緊急事態宣言が発令された13日、県教育委員会は、高校体育連盟(高体連)や中学校体育連盟、日本高校野球連盟、中央競技団体などが開く大会や予選について、「妨げるものではない」と中止や棄権を求めない方針を示した。ただ一部では、独自に大会開催を断念した団体もある。
スキーは予定通り16~19日に県高校総体を、17~19日には県中学総体を、いずれも氷ノ山国際スキー場(養父市)などで実施。昨年、両大会は雪不足で中止されており、県高体連スキー部の西村誠委員長は「今年は雪に恵まれたので開催できたら」と話す。共に全国大会の予選を兼ねている。
この時期は例年、県高校新人大会で熱戦が繰り広げられる。今回は23日開幕のサッカーをはじめ、バレーボール、バスケットボールなどが無観客で行われる予定。
一方、今月22~24日に神戸常盤アリーナで予定されていた空手の近畿高校大会は中止となった。選手らの府県間の移動を防ぐためという。予選を兼ねている全国高校選抜大会の出場枠については、今後議論される。(藤村有希子、尾藤央一、有島弘記、金山成美)
