東京五輪代表の前田、自己ベストで2位 大阪国際女子マラソン

2021/01/31 18:41

前田穂南

 大阪国際女子マラソンは31日、大阪市の長居公園周回コースで行われ、東京五輪代表の一山麻緒(ワコール)が大会新記録の2時間21分11秒で初優勝した。2004年アテネ五輪金メダリストの野口みずきが05年9月にベルリンでマークした2時間19分12秒の日本記録更新はならなかった。 関連ニュース 前田穂南「優勝狙ってた」 高校時代無名、悔しさ糧にマラソン適性開花 高橋尚子や野口みずき輩出 全国都道府県対抗女子駅伝は五輪の登竜門 観客のいない競技場に沸き起こった拍手とどよめき 田中希実独走、強さ底なし

 東京五輪代表の前田穂南(天満屋、尼崎市立園田東中-大阪薫英女学院高出)は自己ベストを更新する2時間23分30秒で2位だった。3位に阿部有香里(しまむら)が入った。須磨友が丘高出身の竹地志帆(ヤマダホールディングス)は2時間35分54秒で12位だった。
 一山と前田は日本記録を目指したが、前田は序盤で出遅れ、一山も中盤にペースを落とした。
 従来の大会記録は03年に野口が出した2時間21分18秒。今大会は男女混合レース扱いとなり、一山と野口の記録は大会記録として併記される。
 新型コロナウイルスの感染拡大により、公道から公園内を約15周(1周2・8キロ)するコースに変更された。(スタート時晴れ、気温10・2度、湿度50%、西の風0・7メートル)

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