タイガース限定「青帽子」 医療従事者支援でオークション 6月18日の巨人戦
2021/05/31 10:05
プロ野球阪神の選手会長、近本光司外野手(左)と坂本誠志郎捕手。青色Tシャツなどを着て医療従事者に感謝の気持ちを表す(阪神球団提供)
新型コロナウイルスに対応する医療従事者に感謝の意を示そうと、プロ野球阪神は31日、甲子園球場で6月18日にある巨人戦で、選手らがかぶる帽子やベースを青色でデザインされた限定版にすると発表した。試合後は選手のサインを入れてオークションに出し、収益は、兵庫県が医療従事者を支えるために創設した「ひょうご新型コロナウイルス対策支援基金」に寄付する。青は英国で医療を象徴する色として知られ、新型コロナ禍では世界各地で医療従事者支援のシンボルカラーとなっている。
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発起人は養父市出身で、選手会役員の坂本誠志郎捕手。「野球をさせていただける環境があるのも医療従事者のみなさんのおかげ」とチーム内で呼び掛け、球団スポンサーの上新電機も賛同した。
選手らは当日、特製の青色Tシャツを着て練習し、試合では感謝の言葉を刻印した公式球を使う。ファンには「医療従事者にありがとう」「阪神タイガース」の二つのハッシュタグを付けて会員制交流サイト(SNS)にメッセージを寄せてもらい、投稿作は球場の大型ビジョンに表示する。球場正面の7、8号門付近も青色に照らす。
また、青色をベースにしたTシャツや帽子、タオルを販売し、売り上げの一部を同基金に寄付する。
選手会長で、淡路市出身の近本光司外野手は医療従事者に向け、「僕たちの仕事はチームが勝って優勝すること。『今日から頑張ろう』という気持ちを持ってもらえるように、チーム全体で精いっぱい頑張っていきます」とコメントしている。なお、当日は年間予約席の購入者のみ、入場できる。(有島弘記)