五輪、INAC神戸から4選手 中島「結果残すのが使命」
2021/06/18 22:49
東京五輪代表に決まったINAC神戸の(左から)杉田、中島、田中(モニター参加)、山下とバックアップメンバーとなった三宅=大阪市中央区(撮影・長嶺麻子)
初の五輪代表に4選手が選ばれたINAC神戸は、大阪市内のホテルで会見。代表最年長の中島は「女子サッカーのためにも良い結果を残すのが使命」と決意を語った。
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ボランチを主戦場にする中島は国際Aマッチ通算85試合14得点と高倉監督体制で不動の地位を確保。熊谷主将が不在の間はキャプテンマークを巻くなど精神的支柱でもある30歳は「残り1カ月、チーム力(の向上)が大事」と見据えた。
今季加入した山下は2019年のワールドカップ(W杯)全4試合にフル出場し、身体能力に秀でる。日本が得意とするビルドアップの担い手として「コーチングや配球で(失点を)0にして勝ち点を稼ぎたい」と意気込んだ。今季からクラブで10番を背負う杉田は、FWにも挑戦し得点感覚を磨く。ボランチだけでなく、サイドハーフやトップ下などの起用も予想され「より攻撃的なプレーを」と活躍を誓った。
ドイツのレーバークーゼンに4カ月期限付き移籍した田中は、帰国後の隔離期間のためリモートで参加。2年前のW杯では落選を経験した点取り屋は「この大会のためにやってきた。目標であり活躍したい一番の場所。金メダルを目指す」と力強かった。
(尾藤央一)