五輪バレー女子代表が会見 兵庫ゆかりは4人、リベロ小幡「最高のプレーを」

2021/07/03 05:30

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 東京五輪のバレーボール女子代表が2日、オンラインで取材に応じた。12人のうち、兵庫ゆかりの選手は4人がメンバー入りし、リベロ小幡真子(JT=練習拠点・兵庫県西宮市)は「感謝の気持ちをもって、最高のプレーを出せたら」と力を込めた。 関連ニュース <全国高校総体>バレー男子、市尼崎が準優勝 卓球男子団体は育英が4強入り バレー、秋本美空がドイツ1部へ 「海外で通用する選手に」 豊岡拠点の中学男子バレー「VC兵庫」全国へ 福崎東中3年の足立さん、福崎町役場訪問、意気込み語る

 JTからは3選手が選ばれ、いずれも初選出。小幡は守備の要としてプレーのみならず「後ろから客観的に見えていることも伝えていきたい」と、コート内での声掛け役も自覚する。28歳で「12人の中で真ん中の年齢」といい、「上と下のパイプ役も担いたい」と、精神的な支柱になることも誓った。
 最年少20歳の籾井あきは、今季代表初選出ながら正セッターの座をつかんだ。強気のトスワークが魅力で、「アタッカー一人一人へのトスの精度を上げ、打たせきること」を課題に挙げ、開幕に向け「妥協しないでアタッカーとしっかり合わせていきたい」と表情を引き締めた。
 守備力の高さが評価されたアウトサイドヒッター林琴奈は「ディフェンスで中心となっていけるように安定感を」と思い描き、「途中から出場することが多くなると思うが、どんな立場でも自分の役割を徹底してチームに貢献したい」と意気込んだ。
 2016年リオデジャネイロ五輪に続いて2大会連続で選ばれたアウトサイドヒッター石井優希(久光=練習拠点・神戸市)は「いざというときに信頼してもらい、出たときにしっかり仕事ができる存在でいたい」と、途中出場にも先発にも柔軟に応じる準備を進める。目標として「やりきった上でのメダル」を掲げた。(金山成美)

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