東京五輪ボート ドイツ代表が円山川で初練習
2021/07/03 12:06
リラックスした表情でボートをこぎ出すドイツの選手たち=3日午前、豊岡市城崎町(撮影・吉田敦史)
東京五輪に向けて兵庫県豊岡市の城崎温泉で事前合宿しているドイツのボート選手団が3日午前、近くにある円山川城崎漕艇場で練習を始めた。選手らはゆっくりと水をかいて、オールの感触を確かめていた。
関連ニュース
【表】兵庫県内の事前合宿予定
街を包む歓迎ムード 東京五輪の独ボートチーム選手団が豊岡入り 横断幕やのれんでエール
五輪事前合宿、海外選手が初の兵庫入り 東京→豊岡、コロナ対策でバス移動10時間超
選手28人とチームスタッフらは午前8時半ごろ、バスでホテルを出て、円山川の対岸にある城崎ボートセンターへ。事前に搬入していた1~8人乗りのボートを運び出し、組み立てて入念にチェックした。
選手たちは、それぞれのボートに乗り込むと、幅広い河川にブイを使って設置した長さ2千メートルの直線コースを、息を合わせて力強くこぎ進めた。
地元にある城崎中学校のボート部も近くで練習中。川に架かる橋の上から見学していた保護者の女性(45)は「体格も呼吸の合わせ方もさすがプロ。間近で練習できて子どもたちにとっても大きな刺激になる」と話していた。
ドイツチームの事前合宿は17日まで。7~18日には、スイスチームも同市で事前合宿を行う予定。(石川 翠)