卓球、陸上…五輪アスリートのすごさ体感 アシックス、東京に施設オープン
2021/07/12 14:24
桐生祥秀選手のトップスピードでのストライドは2・36メートルにもなる=東京都渋谷区
東京五輪の開幕を前に、スポーツ用品大手のアシックス(神戸市中央区)は、五輪・パラリンピック選手のプレーや記録を体感できる施設を東京・原宿に開設した。日本選手団の公式ウエアやサイン入りシューズも展示し、五輪ムードを盛り上げる。9月8日まで。(西井由比子)
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「アシックスエクスペリエンス東京」。1階に、卓球の石川佳純選手、バレーボールの西田有志選手、陸上短距離の桐生祥秀選手のすごさを体感できる「アスリートチャレンジ」コーナーを設けた。
石川選手のコーナーは、バーチャル(仮想)で登場する石川選手と制限時間60秒でラリーに挑戦できる。球速は徐々に速まり、最後は「本気レベル」のスマッシュが繰り出される。
西田選手のコーナーではスパイクジャンプの最高到達点(3・51メートル)が、桐生選手のコーナーでは2017年に100メートルで9秒98を記録した時のストライド(歩幅、2・36メートル)が、いずれも選手の姿とともに表示されている。入場者自身がジャンプ、1歩の幅を測ることで、2人の並外れた動きを感じることができる。
展示スペースには、日本選手団の公式ウエア、公式応援グッズ、体操の内村航平選手らのサインが入ったシューズなどが並ぶ。
さらに2階では、アシックスの先端技術を発信。ランニング、歩行のさまざまな数値をセンサーで自動計測し、フォームの改善プログラムを提案する。
無料。午前11時~午後7時。JR原宿駅前「jing(ジング)」内。公式サイトでの無料会員登録が必要。運営は緊急事態宣言などの状況に応じて変更される可能性がある。