東京五輪 兵庫ゆかり代表は過去最多の46人、リオから倍増
2021/07/15 06:00
阿部一二三
23日に開幕が迫った東京五輪の日本代表選手のうち、出身や在住など兵庫ゆかりの選手は過去最多の46人となった。17競技に男子16人、女子30人が名を連ね、うち初出場は34人。前回の2016年リオデジャネイロ五輪の23人から倍増し、全体の8%近くを占めた。
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とりわけ注目を集めるのが、柔道の阿部一二三(パーク24、神港学園高校出身)と、妹の詩(日本体育大学、夙川高校出身)だ。出場する男子66キロ級と女子52キロ級はいずれも25日にあり、「兄妹金メダル」を目指す。
陸上の多田修平(住友電工、関西学院大学出身)は男子100メートルと、日本男子が前回銀メダルに輝いた400メートルリレーでもメンバー入りし、「個人で決勝、リレーで金メダル」を掲げる。田中希実(豊田自動織機TC、西脇工業高校出身)は女子5000メートルと、日本勢初出場となる女子1500メートルの2種目に挑む。女子マラソンには前田穂南(天満屋、尼崎市立園田東中学校出身)が登場する。
野球では、米大リーグからプロ野球楽天に復帰した田中将大(伊丹市立松崎中学校出身)が2008年北京大会以来の五輪。飛び込みには、男子代表最年少14歳の玉井陸斗(JSS宝塚)と、6度目の出場となる40歳の寺内健(ミキハウス、宝塚市出身)がそろい踏み。セーリングは、女子470級で18年世界選手権覇者の吉岡美帆(ベネッセ、県立芦屋高校出身)が頂点をうかがう。重量挙げ女子の八木かなえ(ALSOK、須磨友が丘高校出身)は3度目の五輪舞台に立つ。(金山成美、藤村有希子)