東京五輪〈兵庫のチカラ〉水球女子、初出場の日本は王者米に完敗 新沢「世界とは力の差」痛感
2021/07/25 05:30
日本-米国 第2ピリオド、シュートを放つ新沢
完敗の船出だった。水球女子で初出場の日本は、1次リーグ初戦で3連覇を目指す米国と対戦して4-25。男女通じて五輪ワースト失点で、新沢主将(明石西高出身)は「まだまだ世界とは力の差がある」と痛感した。
関連ニュース
<県高校総体>水球男子 尼崎北が11大会連続V
水球女子、兵庫から4年ぶりに国体出場 学生や社会人が融合、チームワーク武器に強豪挑む
明石南高1年の佐野さん、水球県代表で国体へ 17日から鹿児島 体格や体力の不利、練習で克服
序盤、右側からパスを受けた小出が正面からシュート。歴史的な初得点に、右腕を突き上げた。さらに有馬、浦の連続ゴールで3-3と追い付いたが、そこまで。大柄な相手に飛びかかるように守られ、日本のパス回しは滞る。速攻も食らう。米国のサイズ、パワー、速さに圧倒された。
本宮監督は「最初はいい形で粘れたが、相手は世界女王。甘くなかった」と五輪の厳しさを口にした。
28日に控える中国戦へ「ライバルとして僅差の戦いをしてきた相手。一番大事な試合に、必ず勝ちたい」と新沢。24歳の左利きシューターは、18歳から31歳までと幅広い年齢層のチームジャパンを束ね、1勝をつかみ取る。(藤村有希子)