女子マラソン　前田が抱負「最後まで粘る」

　東京五輪のマラソンに臨む日本代表のうち４選手が４日、オンラインで会見し、抱負を語った。７日の女子マラソンに出場する前田穂南（天満屋、兵庫県尼崎市出身）は「調子は徐々に上がってきている。自分のパフォーマンスを発揮できるよう最後まで粘って走り切りたい」と力を込めた。 関連ニュース 前田、走り抜いた夢舞台「次に経験生かす」　五輪女子マラソン 五輪女子マラソン　尼崎出身・前田穂南は３３位　一山が日本勢最高８位、鈴木１９位 「ほーちゃん、頑張れ」五輪女子マラソン前田穂南　恩師がのぼりで応援

　前田は２０１９年に厳しい暑さの中で開かれたマラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）で優勝し、代表権を獲得。暑さに対する強さに定評がある。会場となる札幌の気候を「すごく暑いとまでは感じない」と特に気にする様子はない。
　合宿で十分な走行距離が積めなかったことには不安ものぞかせたが、「走りの感覚は戻ってきている」と復調をアピールした前田。「自分の走りを」と誓った。（永見将人）