阿部詩、躍進の秘けつは「朝食」 一二三、金メダルは「家族全員での食卓のおかげ」
2021/09/09 17:22
食の大切さを語る阿部一二三(右)と妹の阿部詩=東京都内(味の素提供)
東京五輪柔道でそろって優勝した男子66キロ級の阿部一二三(パーク24、神港学園高-日体大出)、女子52キロ級の阿部詩(日体大、夙川高出)の兄妹が9日、東京都内で、栄養面のサポートを受ける味の素のイベントに参加し、一二三は「スポーツでは食べることがすごく大事。強さにつながる」と実感を込めた。(藤村有希子)
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同社は五輪に向け、計量後の回復食や試合時の補食などを提供。食事面の助言も続けてきた。アミノ酸を効果的に摂取し「気持ちも安定し『絶対に勝てる』と試合に挑めた」と詩。「朝食が少し苦手だったが、しっかりとるよう意識した」と躍進の秘けつを明かした。
一二三は大幅な減量の最中でも「サプリメントをとるだけで集中力が保たれ、トレーニング終盤も力を最大限に発揮できた」と語る。自炊生活を送り「毎日スーパーで食材を買い、栄養をバランスよくとることを重視した」と振り返った。
幼い頃の食卓にも話が及び「家族5人で話せる場だった」と詩。一二三は「結構、柔道について話していた。家族全員で一つの目標に向かって頑張ったから、金メダルがある」とうなずいた。