<いち押し ひょうごスポーツ>国体中止、独自に結団式 県水泳連盟

2021/09/25 12:43

国体の中止決定後、兵庫県の代表選手らをたたえようと県水泳連盟が開いた結団式=8月28日、尼崎スポーツの森(同連盟提供)

 新型コロナウイルス禍による三重国体中止を受け、兵庫県水泳連盟は8月下旬、県選手団の結団式を独自に開いた。選手の代表入りをたたえ、意欲の低下を防ごうと実施。県水連の中西進会長は「中止は残念だが、今後も練習を続け、力の向上に努めてほしい」と呼び掛けた。 関連ニュース 阪神南、住宅・商業地とも上昇 需要堅調、コロナ禍からの回復鮮明 公示地価 神戸ルミナリエ来場者、10日間で229万8千人 コロナ禍前から大幅減も、組織委「想定通り」 「神戸ルミナリエ」4年ぶり開幕 記憶つなぐ光の祭典、初の1月実施 会場分散し有料エリアも

 水泳県選手団は競泳、飛び込み、アーティスティックスイミング、オープンウオーターに計50人が出場する予定だった。
 結団式は尼崎市の尼崎スポーツの森であり、リモートを含め36人が参加。県体育協会が今年初めて作成した「国体手帳」を受け取った。手帳には、代表選手の認定証が盛り込まれている。
 競泳少年男子A200メートル平泳ぎなどに出場予定だった須磨学園高2年の菅野広大は「初めて代表に選ばれたが、大会がなくなってすごく残念。気持ちを切り替え、来年のインターハイ優勝を目標に頑張る」と前を向く。
 県選手団の嶋谷秀樹総監督は「『君たちは兵庫県の代表に選ばれた』ときちっと認めてあげたかった。来年の国体までみんなで乗り越えたい」と話した。(藤村有希子)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ