【県高校駅伝プレーバック】2020年の健闘校、躍進校

2021/11/06 17:37

前回大会の1区で勢いよくスタートする男子の選手たち=丹波篠山市

 兵庫県高校駅伝は7日、丹波篠山市で行われる。号砲を前に、須磨学園が男女アベック優勝を果たした昨年のレースを振り返った。 関連ニュース 西脇多可新人高校駅伝、全国から男女120チーム 強豪校の新チームが火花、沿道で住民ら1万1000人が声援 須磨学園A、3区藤岡で流れつかむ 区間賞の好走、トップでたすきつなぐ 西脇多可新人高校駅伝 西脇多可新人高校駅伝 男子は須磨学園、女子は長野東がV

   〈男 子〉
 ■4校が学校最高順位と最高記録をマーク
 学校の最高順位と最高記録を同時に残したのは4校。前回に続いて過去最高タイの5位に入った川西緑台(1時間12分58秒)は1区13位の田路隼平や、2~5区でいずれも区間5位以内の2年生が主体だっただけに、来年も楽しみな戦力といえる。9位宝塚は1年時から連続出場した4人の3年生を中心に粘走して18年ぶりの学校新記録(2時間14分59秒)。近畿大会初出場も決めた。13位の尼崎稲園も2時間17分11秒をマークするなど、阪神勢の健闘が光った。
 明石清水は1区の太田翔(3年)が30分46秒で5位と好発進して勢いに乗り、2時間21分38秒で23位と36年ぶりに学校最高記録と最高順位を塗り替えた。2年3人、1年4人の県神戸商は2時間20分37秒の学校最高記録で21位。過去最高18位の更新も見えてきた。
 2年ぶり2度目の参戦となった六甲アイランドは前回の31位から30位へ上昇。男子唯一の初出場となった明石高専は32位だった。
   〈女 子〉
 ■津名が大健闘4位
 津名は1時間15分0秒で過去最高5位を22年ぶりに更新する4位に食い込んだ。1区のルーキー田中心渚が20分21秒で2位発進。アンカー本多万里菜(3年)も区間3位の好走を見せるなど全員が区間10位以内でつないだ。5位宝塚(1時間15分32秒)は学校最高記録と最高順位をマーク。初出場の神港学園は1時間17分38秒で9位、東播磨は1時間17分26秒で過去最高タイの8位に入り、ともに初の近畿大会出場を決めた。
 神港学園以外の初陣勢は西宮南が13位、日高が25位、兵庫県立大付が29位だった。24位の豊岡総合(1時間23分33秒)は過去最高の順位と記録を残した。
(大原篤也)

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