県高校駅伝7日号砲 男子「花の1区」で3強のエース激突

2021/11/06 21:04

昨年の兵庫県高校駅伝1区で1年生ながら区間賞を獲得した西脇工の長嶋幸宝。今年の東播地区予選ではオープン参加チームの3区を担った=西脇市総合市民センター(撮影・笠原次郎)

 兵庫県高校駅伝は7日に丹波篠山市で行われる。全出場校のオーダーが6日に発表され、男子で3強を形成する須磨学園、報徳、西脇工は歴代でも屈指のエースが「花の1区(10キロ)」にエントリーした。 関連ニュース 西脇多可新人高校駅伝、全国から男女120チーム 強豪校の新チームが火花、沿道で住民ら1万1000人が声援 須磨学園A、3区藤岡で流れつかむ 区間賞の好走、トップでたすきつなぐ 西脇多可新人高校駅伝 西脇多可新人高校駅伝 男子は須磨学園、女子は長野東がV

 西脇工は前回大会で1年生ながら29分46秒をマークして区間賞に輝いた長嶋幸宝が2年連続で務める。インターハイ1500メートルでは33年ぶりに兵庫高校記録を更新する3分44秒87で4位に。3年連続1区区間賞を獲得し、28分52秒の区間記録を持つ西池和人(須磨学園)は1年時に29分35秒、2年時に29分9秒をマークしており、長嶋がどこまで西池に迫れるかにも注目。
 2連覇を狙う須磨学園は3年の国安広人を配した。神戸地区予選1区では大江啓貴(須磨学園)が持つ区間記録を13年ぶりに15秒更新する30分6秒をマーク。前回大会は6区で区間賞に輝き、全国高校駅伝でも7位入賞に貢献した。今年の兵庫リレーカーニバル高校5000メートルで優勝し、インターハイにも出場した。
 報徳は2年生エース前田和摩で勝負をかける。前回大会は出番がなかったが、今年の阪神地区予選1区で29分44秒の区間新記録をマーク。報徳が全国制覇した1996年に高橋謙介が出した29分56秒を25年ぶりに塗り替えた。
 兵庫県高校総体5000メートルは長嶋が14分14秒80で制し、国安が14分20秒43で2位、前田が14分21秒46で3位だった。過去に兵庫県高校駅伝1区で3人が30分を切ったのは3度。今年も序盤から3強のエースたちが競り合えば、史上最高レベルの激戦になることが予想される。(大原篤也)
 兵庫県高校駅伝男子1区で3人が30分を切ったのは以下の通り。
 【2008年】(1)西池和人(須磨学園1年)29分35秒(2)延藤潤(三木2年)29分43秒(3)福士優太朗(西脇工3年)29分44秒
 【2009年】(1)西池和人(須磨学園2年)29分9秒(2)延藤潤(三木3年)29分38秒(3)新庄翔太(西脇工2年)29分40秒
 【2015年】(1)西川雄一朗(須磨学園3年)29分37秒(2)加藤淳(西脇工2年)29分49秒(3)中園誠也(報徳3年)29分50秒

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