<人>県高校サッカーで4年ぶりVに導く 滝川第二高監督・亀谷誠さん
2021/11/09 10:13
亀谷誠さん
1期生として初出場した全国舞台に、監督として舞い戻る。「褒めてもらえるか分からないが、報告したい」。優勝インタビューでは、元日本代表FW岡崎慎司選手(35)ら数々のプロ選手を育てた恩師、黒田和生氏(72)への思いが口をついた。
関連ニュース
滝川第二「10番」躍動 4年ぶりVへ、藤田けん引 県高校サッカー
県高校サッカー選手権第3日 ベスト8出そろう
県高校サッカー選手権第2日 関学、神戸弘陵など16強、報徳は敗退
創部と同時に入学し、人間教育を重んじる黒田氏の下で学んだが、FWだった現役時は「やりたいようにやっていた。ぶつかって一番迷惑をかけたと思う」。今も変わらぬ部訓「怯(ひる)まず 驕(おご)らず 溌剌(はつらつ)と」の意味や重みを知ったのは卒業後だった。
青山学院大を経てヤンマー(現セレッソ大阪)などでプレー。引退後は自動車販売店の営業マンを経験した後、指導者の道を志した。鹿島アントラーズで15年近く下部組織の指導者やスカウトを務め、中国でも育成年代のチームを4年間指揮した。
昨春から外部コーチとして母校の監督に就くと、創部当初のユニホームを復刻して原点回帰。「次のステップで技術や知識が役立つように」とボールを大事につなぐサッカーや高度な戦術を取り入れ、長時間練習や上下関係を嫌う。一方で常勝鹿島譲りの「勝負へのこだわり」も息づく。2連覇中だった宿敵神戸弘陵高との準決勝終盤は、DF5人で守りに徹した。
決勝では初優勝を狙う相生学院高を破り、4年ぶりの県王者に。ただ、目標は先にある。「やってきたサッカーを全国でも臆することなく表現したい」
1男2女は就職や大学進学で家を離れ、神戸市東灘区で妻と暮らす。53歳。(山本哲志)