全日本実業団対抗女子駅伝、28日号砲 シスメックス「一つでも上へ」

2021/11/25 13:08

全日本実業団対抗女子駅伝に出場するシスメックスのメンバー=神戸市北区

 全日本実業団対抗女子駅伝は28日、宮城県松島町文化観光交流館前から弘進ゴムアスリートパーク仙台までの6区間42・195キロのコースで行われる。28チームが参加し、兵庫からはシスメックスが2年連続10度目の出場。今年就任した森川賢一監督の下、選手たちは「一つでも上の順位に」と奮闘を誓う。 関連ニュース 【速報】近畿高校駅伝男子 須磨学園2位、洛南(京都)がV 【速報】近畿高校駅伝女子 須磨学園が3位 西脇工は7位 近畿高校駅伝<女子展望>2強追う須磨学園、全国枠争い大阪中心か

 シスメックスは昨年、同駅伝で22チーム中20位だった。今年2月から、ヤマダホールディングス監督として同駅伝7度の入賞を誇る森川氏が指揮を執り、「地域に密接し、地元の皆さまに愛される応援されるチームに」と地道に活動している。
 昨年は大阪国際女子マラソン2位の実績がある堀江美里(星陵高-武庫川女大出)がノーリツから、今年2月には2015年世界選手権1万メートル代表の西原加純がヤマダホールディングスからそれぞれ移籍。経験が若手に還元され、チーム力が向上している。
 今年の予選会は18位で、例年より6枠増えて上位20チームとなった出場枠に滑り込んだ。「ぎりぎりでの出場、チャレンジしてみんなの力を掛け合わせたい」と思い描くチーム最年長の堀江は、「レースの流れをつかんでいける走りで貢献したい」と意気込む。西原も「任された区間で全力を尽くしたい。みんながどんどん力をつけており、レースでさらに成長できれば」と本番を心待ちにする。
 「素材のいい選手が多い」と期待を寄せる指揮官は、「応援を追い風にし、挑戦して攻めていくだけ。1区からうまく流れて、少しでも上位を目指していきたい」と、シスメックスでの初陣に臨む。(金山成美)

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