阪神・佐藤輝、2600万円増の4200万円で更改 「来年は30本を」

2021/12/14 22:55

契約更改交渉を終え、記者会見する阪神・佐藤輝=14日、西宮市の球団事務所

 阪神の佐藤輝明内野手が14日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、2600万円増の年俸4200万円で更改した。ドラフト1位入団から球団の新人記録を更新するシーズン24本塁打をマークし「来年こそは優勝するために、30本を目指してやっていく」と決意をにじませた。 関連ニュース 阪神タイガース2軍拠点、3月開業 尼崎駅前中央公園、同時期リニューアル まちの魅力向上へ タイガース近本と村上、来季へ準備着々 覇権奪還の鍵は「巨人戦」 故郷淡路島で自主トレ公開 中学生の夢、タイガース近本選手も応援 社高の先輩とリンクアップ設立 芦屋市教委と協定

 好調だった前半戦から一転、内角攻めに苦しんだ後半戦はセ・リーグのワースト記録となる59打席連続無安打と不振が続いた。主砲候補の左打者は「同じことをもう一回やらないように、経験を生かしてやっていく」と表情を引き締めた。
 2位入団で10勝(7敗)を挙げた伊藤将司投手は、今季年俸の3倍以上となる3100万円増の4400万円でサインした。防御率2・44と抜群の安定感を示した左投手は「来年も2桁勝利ができるように頑張っていきたい」と力強く言った。
 セ・リーグ最多の30盗塁を決めた中野拓夢内野手は2900万円増の3700万円で更改。しぶとい打撃と堅実な守備で、6位入団から遊撃の定位置を奪取。「50盗塁を目標に、2年連続盗塁王を取れるようにやっていきたい」と一層の飛躍を誓った。

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