全国都道府県対抗駅伝　兵庫選手団に田中希実、坂東悠汰ら　五輪代表がメンバー入り

　兵庫陸上競技協会は２７日、来年の全国都道府県対抗女子駅伝（１月１６日・たけびしスタジアム京都発着＝９区間４２・１９５キロ）、同男子駅伝（１月２３日・広島市平和記念公園前発着＝７区間４８キロ）の兵庫選手団（榎本隆夫団長＝小野高教）を発表した。男女とも今夏の東京五輪代表選手が入り、注目を集めそうだ。 関連ニュース 頭の中で「優勝、優勝」　田中希実、理想のレースは７年前の全中 兵庫発オリンピアンたちのたすきリレー　「王国」の伝統脈々、世代つなぐ加古川河川敷の駅伝大会 五輪陸上中距離で日本人９３年ぶり入賞　田中希実が快挙に至った心の動きを明かす

　２０２１年の大会はいずれも新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、２年ぶりに実施される。
　前回開催の２０年大会で２位に入った男子は東京五輪５０００メートル代表の坂東悠汰（富士通、津名高出身）、西川雄一朗（住友電工、須磨学園高出身）の実業団２選手と、藤本珠輝（日体大、西脇工高出）の大学生が参加。高校生は全国高校駅伝７位の西脇工高から寺本京介と長嶋幸宝に加え、須磨学園高の広内颯と国安広人、兵庫県と近畿の高校駅伝で１区区間賞に輝いた前田和摩（報徳高）がメンバー入り。中学生は平岡中２年の双子ランナー新妻遼己、昂己らが名を連ねた。
　前回６位で９大会連続入賞（８位以内）中の女子は、東京五輪２種目代表で１５００メートル８位入賞の田中希実（豊田自動織機ＴＣ、西脇工高出）をはじめ、日本郵政グループの太田琴菜と大西ひかり（ともに須磨学園高出身）らを選出。全国高校駅伝で６位に入賞した須磨学園高からは道清愛紗、石松愛朱加ら３人が入り、中学生は全国中学校駅伝初優勝に貢献した吉川菜緒（稲美中）、兵庫県と近畿の中学校駅伝１区で区間賞を獲得した塚本夕藍（荒井中）らが選ばれた。（金山成美）

　【男子】監督　山口哲（須磨学園高教）▽コーチ　家谷和男（山陽特殊製鋼）尾田雅俊（稲美北中教）
　▽選手　坂東悠汰（富士通）西川雄一朗（住友電工）藤本珠輝（日体大）広内颯、国安広人（以上須磨学園高）寺本京介、長嶋幸宝（以上西脇工高）前田和摩（報徳高）新妻遼己、新妻昂己（以上平岡中）村岡大雅（飾磨西中）若林司（宝殿中）

　【女子】監督　浜本憲秀（須磨学園高教）▽コーチ　渋谷優美（三木東中教）毛利忠臣（神吉中教）
　▽選手　太田琴菜、大西ひかり（以上日本郵政グループ）田中希実、後藤夢（以上豊田自動織機ＴＣ）荒井優奈（名城大）道清愛紗、石松愛朱加、田村優芽（以上須磨学園高）松井晶、塩崎彩理（以上西脇工高）塚本夕藍（荒井中）吉川菜緒（稲美中）池野絵莉（太山寺中）種知里（東光中）