陸上女子走り幅跳びの中野選手 走り高跳び五輪代表の衛藤さんと結婚

2022/02/05 15:04

結婚した中野瞳(右)と衛藤昂さん=2021年10月13日、神戸市長田区、若松公園

 陸上女子走り幅跳びで日本高校記録保持者の中野瞳選手(31)=つくば分析センター、神戸市出身=が5日、陸上男子走り高跳び五輪代表の衛藤昂さん(31)と結婚した。5日は衛藤さんの誕生日だった。 関連ニュース 「躍動感味わって」鉄人前で大ジャンプ! 衛藤昂選手や中野瞳選手らがイベント 走り高跳び衛藤、現役最後の試合 東京五輪代表の30歳 五輪メダリストの朝原さん 小学生に走るコツ指導

 2人は共に筑波大大学院出身で、アスリートとしてそれぞれトップレベルで奮闘してきた。中野選手は長田高在学時に女子走り幅跳びで6メートル44の日本高校記録を樹立し、2019年アジア選手権日本代表に選ばれるなど現在もトップジャンパーとして活躍。三重県出身の衛藤さんは16年リオデジャネイロ、21年東京と2大会連続で五輪に出場し、昨年引退を発表した。
 2人は昨夏、跳躍種目の魅力を伝えようと一般社団法人「JUMP FESTIVAL(ジャンプフェスティバル)」を立ち上げ、11月には神戸市長田区の新長田駅前鉄人広場で、地元高校生を招待して走り高跳びのイベントを開催。競技への思いを共有する中で、愛を育んだ。
 すでに神戸市東灘区で一緒に暮らしており、神戸を拠点にジャンプフェスティバルの活動を活発化していく。中野選手は競技も継続。走り幅跳びと三段跳びを両立し、24年パリ五輪などで再び日の丸を背負うことを目指していくという。
 パートナーの存在も力に、アスリートとしてもさらなる大ジャンプを期す。(金山成美)

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