記者コラム<ハーフタイム> 創意工夫に目を向けて 北京パラ、兵庫から3選手

2022/02/25 09:35

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 いよいよですね。3月4日に北京で冬季パラリンピックが始まります。 関連ニュース 北京パラきょう閉幕 奮闘の兵庫勢3人がコメント 北京パラ・スノーボード男子の岡本13位、田渕18位、アルペンスキー女子の神山13位 北京パラ・男子スノーボードクロス 岡本8位入賞、田渕は上位進出ならず

 兵庫県出身の選手も参戦します。スノーボード男子の岡本圭司(牛乳石鹸共進社)と田渕伸司(和田山特別支援学校教)、アルペンスキー女子の神山則子(テス・エンジニアリング)の3人。県勢の出場は3大会ぶりです。
 パラ大会は五輪と比べてスピードは遅いし、ターンの鋭さも及びません。競技力を比べると物足りなく感じますが、パラリンピックの父とされるグットマン博士は、次の言葉を残しています。
 「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」
 右足が不自由な岡本と田渕、左半身まひの神山は、どうやって滑っているのか。己の肉体と向き合った創意工夫に目を向けると、違った楽しみ方ができます。それは、隻腕のスイマーら東京パラリンピックを取材して感じたことでもあります。
 大会はテレビで中継され、神戸新聞は兵庫勢3人を紹介する記事を予定しています。郷土の選手たちにエールを送ってみませんか。(有島弘記)

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