陸上中長距離の田中希実、豊田自動織機入りへ 1500Mで日本新記録、今春から実業団選手に
2022/03/18 18:54
陸上女子中長距離・田中希実
東京五輪の陸上女子日本代表で中長距離の田中希実(豊田自動織機TC、西脇工高出)が、今春から実業団の豊田自動織機に所属することが18日、分かった。
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兵庫県小野市出身の田中は西脇工高を卒業後、同大に進学。大学の陸上部には所属せず、クラブチームで活動してきた。同大卒業後の4月から、チームメートの後藤夢とともに豊田自動織機に入り、陸連の登録は兵庫から愛知に変更される。
田中は昨夏の東京五輪で1500メートルと5000メートルの2種目に出場。1500メートルで日本勢初入賞となる8位に入り、準決勝では日本女子で初めて4分を切る3分59秒19の日本新記録をマークした。
小野南中時代は全国中学校体育大会1500メートルを、西脇工高時代は国体少年A3000メートルをそれぞれ制するなど、世代のトップ選手として注目を浴び、U20世界選手権3000メートル優勝(2018年)、世界選手権5000メートル14位(19年)など、世界に活躍の場を広げてきた。18日に開幕する世界室内選手権には、女子1500メートルにエントリーしている。(金山成美)