ヴィッセル強化責任者に永井氏、三木谷会長が関与明かす 「数カ月前に推薦、人格も踏まえ判断した」
2022/03/22 15:14
三木谷浩史会長=2021年11月
サッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸の強化、育成総責任者のスポーツダイレクター(SD)に就任した前J2東京ヴェルディ監督の永井秀樹氏(51)について、三木谷浩史会長が22日、「数カ月前に推薦した」と自身の起用への関与を明かした。
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楽天グループの無料通話アプリ「Viber(バイバー)」内に投稿した。採用の経緯について、東京Vユース監督時代からの若手選手らへの情熱的な指導や、サッカー界におけるネットワーク、知見を評価し、「人格も長年の付き合いと彼の貢献を見た上で判断した」と説明している。
だが、永井氏は東京V監督時代のパワハラ行為により公認S級コーチライセンスの1年間の資格停止中であり、ファンやサポーターから大きな反発を招いている。三木谷会長は「すでに重いペナルティーを科せられ、本人も反省している。モニタリングサポートを行った上でセカンドチャンスをあげるという判断をした」としているが、10日に資格停止処分が発表されたばかりで「時期尚早」との意見がサポーターから出るのは当然だ。
また、永井氏は就任時に「初心に立ち戻り粉骨砕身努力していく」などとコメントしたが、パワハラ問題については一切触れていない。三木谷会長は「本人もしっかり言い分を言った方が良いと思う。彼自身もしっかりとみなさんに向けて話した方が良いでしょうから」と近日中に会見を設定する意向を示した。(山本哲志)