ヴィッセル神戸、ロシアから新加入のMF橋本「120%準備できている」 FIFA特例措置

2022/04/03 15:24

日本復帰やW杯への思いを語る神戸のMF橋本拳人=いぶきの森球技場ⓒVISSEL KOBE

 J1神戸にロシア1部ロストフから加入した元日本代表MF橋本拳人(28)が3日、いぶきの森球技場(神戸市西区)での練習後に初めてオンライン取材に応じ、「戦う準備は120%できている」と、6日の古巣FC東京戦での神戸デビューを心待ちにした。 関連ニュース ヴィッセル泥沼、開幕8戦未勝利 逆転負けでクラブワースト更新 ヴィッセル、新監督の初陣飾れず 見えた「狙い」とチームの不安材料 ヴィッセル三木谷会長と永井SD、サポーターに謝罪と説明 サンガ戦試合前に

 ロシアのウクライナ侵攻による国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置で一時的な国外移籍が認められた。ロシアでは3月7日のリーグ戦を最後に欠場が続き、練習もままならなかったという。1日の合流後、「サッカーに集中できる幸せを感じている」と語る。
 今季が間もなく終わる欧州ではなく日本への移籍を選んだ理由に、ワールドカップ(W杯)への思いも挙げた。「休んでいる時間はない」と代表復帰へアピールを狙う。
 神戸は主力のけが人が続出し、開幕8戦未勝利と不振にあえぐ。橋本は「相手からボールを奪い、走ってチームのために戦う。そういったプレーがいい流れにもつながる」と貢献を誓った。
 この日のオンライン会見には相生学院高から加入したMF日高光揮(18)も出席し「長所であるボール奪取を伸ばしながら、技術を磨きたい。早くベンチに入れるよう努力を積み重ねる」と抱負を口にした。(山本哲志)

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