ラグビーリーグワン神戸 プロップ山下裕、通算150試合出場へ 10日に東葛戦「一個一個勝つだけ」

2022/04/08 21:40

神戸の屋台骨を支えてきたプロップ山下裕(中央)=神鋼灘浜グラウンド

 ラグビーのリーグワン1部第12節最終日の10日、7位神戸(勝ち点21、旧神戸製鋼)は本拠地のユニバー記念競技場(神戸市須磨区)に、最下位の12位東葛(同13、旧NEC)を迎える。4勝7敗と苦境のチームにあって、今節が前身のトップリーグ時代を含めてリーグ戦通算150試合出場となるプロップ山下裕は「しっかり一個一個勝つだけ」と落ち着き払う。 関連ニュース ラグビー・リーグワン 神戸は東葛に快勝、2勝3敗に 藤井が連勝か、佐々木が1勝返しタイか 将棋王位戦13日神戸で第2局、シリーズの行方占う戦いに 藤井聡太王位「2日間しっかり集中」佐々木大地七段「積極的に動きたい」 王位戦第2局、両対局者が意気込み

 山下は2008年入団の生え抜き選手。150試合出場は歴代7位の記録になるが、「長いことやっているだけ」と謙遜する。現役を続けられる秘けつに「睡眠」を挙げ、指輪型の器具で睡眠の質を数値化して日々確かめているという。
 36歳は上昇志向も不変だ。「代表に入れるパフォーマンスを続けることがターゲット」と語る。
 自身のデビュー戦の相手もNECだった。「巡り合わせかな」と一瞬感慨に浸ったが、「いい形でバトンをつなげられるように、いい試合運びができたら」と強調。ベテランらしく、初のベンチ入りを果たした大卒新人のプロップ前田翔を思いやった。(有島弘記)

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