飛び込み玉井、須磨学園高入学 パリ五輪見据え「競技も高校生活も充実させたい」
2022/04/09 16:24
須磨学園高の入学式に出席後、報道陣の取材に応じる飛び込みの玉井陸斗=神戸市須磨区の同校
飛び込み男子で東京五輪日本代表の玉井陸斗(兵庫県宝塚市立高司中出)が9日、須磨学園高の入学式に出席した。進境著しい15歳は、高校3年時に迎える2024年のパリ五輪を見据え「日本飛び込み界初のメダルを獲得できたら。競技も高校生活も楽しみながら充実させたい」と決意を新たにした。
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玉井は東京五輪男子高飛び込みで7位。日本勢で21年ぶりの入賞を果たした。
「スポーツが強い須磨学園の一員になり、競技に集中できる仲間と頑張りたい」と同校へ進学。引き続きJSS宝塚を練習拠点に、水泳部員として高校総体などにも出場するという。式典後にプールサイドで水泳部の谷川誠監督から真っさらなユニホームを受け取ると、「頑張ります」と笑顔で誓った。
東京五輪後は下半身の筋力強化に励んでいるといい、高飛び込みと板飛び込みの「二刀流で日本一になることが目標」と高みを見据える。まずは高校生としての初戦となる6月の世界選手権(ブダペスト)へ向け「表彰台を狙えるように」と力を込めた。(長江優咲)