急死のFWコーチに捧げる勝利を ラグビーリーグワンの神戸 23日に東京ベイ戦

2022/04/21 17:45

初先発のチャンスをつかんだ神戸のフランカー井上(中央)=神鋼灘浜グラウンド

 ラグビーのリーグワン1部第14節第2日の23日、7位神戸(勝ち点27、旧神戸製鋼)は敵地の江戸川区陸上競技場(東京都)で2位東京ベイ(同49、旧クボタ)に挑む。17日に急死したヘッドFWコーチのカンバーランドさんを追悼する喪章を着けて臨む予定で、プロップ山下裕は「カンビー(愛称)のために。それだけ」と必勝を誓う。 関連ニュース ラグビーリーグワン、神戸が開幕2連勝 静岡に競り勝つ ラグビー神戸の取材に子ども記者トライ 観戦後に生の声聞き「おもしろい」 リーグワンで神戸新聞デー ラグビーリーグワン開幕、神戸が本拠地で大勝発進 NZ代表勢ら活躍、12トライの猛攻

 山下裕はカンバーランドさんが着任した2008年の入部。「3番(プロップ)は一番元気じゃないといけない」との言葉を大切にしてきたといい、東京ベイ戦は「カンビーのレガシー(遺産)」と語るスクラムで押し勝ち、恩に報いる。
 今節、初先発を飾るFWもいる。報徳高出身で大卒4年目のフランカー井上。フィジカルに秀でた東京ベイのFW陣に対し、「ブレークダウン(ボール争奪戦)がキーポイントになる」と体を張って起用に応える。
 神戸は4位以内のプレーオフ(PO)争いの瀬戸際に立つ。23日の4位横浜(旧キヤノン)の結果次第でPO進出が消滅するが、勝って結末を待ちたい。(有島弘記)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ