INAC神戸退任の星川監督、J3のYS横浜指揮へ 新天地は元日本代表MFの松井所属

2022/05/25 17:33

星川敬監督

 サッカー女子Yogibo WEリーグのINAC神戸は25日、星川敬監督(45)が今季限りで退任し、Jリーグ3部(J3)YS横浜の監督に就任すると発表した。 関連ニュース INAC神戸星川監督退任へ WEリーグ初代女王導く <人>サッカーWEリーグでINAC神戸を初代女王に導いた監督 星川敬さん 首位独走も、平たんな道のりではなかった INAC選手の目線が変わったミーティング

 星川監督は、澤穂希らを擁して2011、12年にINAC神戸を無敗でなでしこリーグ2連覇へと導いた後、退任。昨年2月に監督に復帰し、今季は16勝2分け2敗の好成績を収め、チームをWEリーグ初代女王に導いた。
 新天地となるYS横浜は現在、2分け7敗の勝ち点2でJ3最下位の18位。元日本代表MFの松井大輔(41)が所属している。
【星川監督の退任コメントは以下の通り】
 就任の挨拶でも述べましたが、私はとても幸せな監督です。通常、監督というのは良い形でクラブを去る事がなかなか難しいと思うのですが、10年前と同様に新しい挑戦の後押しをしていただけることに感謝しています。
 今シーズンは前代未聞の1年5ヶ月という長い期間で、色々な壁が次々と出てくる本当に難しい日々でした。そのような状況で選手が与えてくれたもの、すべてに感謝したいです。今回はサッカーの技術や戦略的なこと以外にも情熱をかけて取り組み、結果としてチームの心が一丸となった瞬間を何度も体験することができました。選手が私の考えたゲームモデルやプレーを試合で表現してくれた事は悦ばしく、最終的に、私が欧州から戻るときの目的、WEリーグ初代チャンピオンの獲得を実現できて本当に嬉しいです。
 今後は指導者になってからの目標でもあった、Jリーグのチームの指揮を執るという事に、欧州から得たものと女子サッカーで学んだものを融合して全力で取り組んでいきたいと思っております。
 INAC神戸レオネッサファミリーの未来がより良いものになる事を願っています。最後に9年ぶりのリーグ優勝を最後まで信じて応援してくださったサポーターの皆様とスポンサーの皆様ありがとうございました。引き続きINAC神戸レオネッサを応援して頂けますと幸いです。

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