バレーV1女子姫路が新体制発表 日本代表の宮部藍梨加入、新監督に安保氏
2022/05/30 20:30
新体制発表会見に臨んだバレーボールV1女子姫路の選手たち。新加入の宮部藍梨(後列左端)らが意気込みを語った=姫路市内
バレーボールVリーグ1部(V1)女子のヴィクトリーナ姫路は30日、姫路市内で2022~23年シーズンの新体制発表会見を開いた。今季までゼネラルマネジャー(GM)を務め、年代別の女子日本代表監督の経験を持つ安保澄(きよし)氏が監督に就任。今春、女子日本代表に6年ぶりに復帰した尼崎市出身のアウトサイドヒッター宮部藍梨が新たに入団する。
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今季は11位と低迷し、上位3チームによるプレーオフ進出を掲げた目標に遠く及ばなかった。安保新監督は選手を前に「初代監督の竹下佳江、前監督の中谷宏大。2人に劣らぬ労力と情熱を持って、より強いチームにしていきたい」と力強く宣言。年代別の女子日本代表を指揮し、数々の国際大会でメダル獲得へと導いた経験を生かし、土台から築き上げていく。
来季は「下位から抜け出し、中位に加われなければ上位は絵空事」(安保監督)と、8位以内を目指す考えだ。決定力不足が露呈した今季の反省から、指揮官はサーブとスパイクを強化ポイントに挙げ「バレーボールの本質は得点。ここを強化しないと相手を打ち負かせない」と説く。得点力向上へ、宮部への期待も大きい。
新主将に決まったミドルブロッカー荒谷栞は「来季は覚悟の年。結果が出せない現状を打破し、愛されるチームから強いチームにならないといけない」と力を込めた。(長江優咲)