坂本「偉業への熱意感じた」三原「感動と感謝、尊敬」2人のコメント全文 羽生結弦が競技会から引退

2022/07/19 23:38

フィギュアスケートの北京冬季五輪代表に決まり、記念写真に納まる羽生結弦(左)と坂本花織=2021年12月26日、さいたまスーパーアリーナ

 19日にフィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が競技の第一線を退く意向を表明したことを受け、ともに国際大会などに出場してきた女子の坂本花織(シスメックス、神院大)と三原舞依(同、甲南大大学院)が、偉大な先輩スケーターへのねぎらいや感謝のメッセージを神戸新聞に寄せた。 関連ニュース 羽生選手「今までありがとう」神戸・弓弦羽神社にファン続々、南あわじ・諭鶴羽神社にも 宇垣アナやフィギュア坂本選手の母校もカバー 神戸制服コレクション フィギュア坂本花織「違う路線で戦いたい」振付師変更に手応え 表現力磨き、4年後ミラノ五輪へ

 18年平昌(ピョンチャン)、22年北京の両五輪で羽生と同じ日本代表として出場した坂本は、「北京では誰も挑戦したことのない偉業をここで成し遂げてやるという熱意がすぐ近くから伝わってきました。計り知れない努力を想像していつも心を動かされました」と4回転半ジャンプへの挑戦を間近で触れた思いを明かした。「羽生くんの背中を、私たち選手はずっとずっと追いかけ続けていくと思います」と今後の思いも込めた。
 今オフ、羽生が拠点としたカナダのクラブへの短期留学を経験した四大陸選手権女王の三原も「いつもどの瞬間も本当に強くてすごいトップアスリート。感動と感謝と、尊敬の思いでいっぱいです」などとつづった。(山本哲志)

 2人のコメント全文は以下の通り。

 【坂本花織のコメント】
 「羽生くんと同じ大舞台に立つことができ、何度も目の前で羽生くんの演技を見ることが出来ました。いつも素晴らしい経験でした。
 北京では誰も挑戦したことの無い偉業をここで成し遂げてやるという熱意がすぐ近くから伝わってきました。計り知れない努力を想像していつも心を動かされました。
 フィギュアスケート界のトップを走り続け、重圧や期待を抱えながらも素晴らしい演技でたくさんの人に勇気と感動を与えてくださいました。だから、新たな道での羽生くんのスケートも楽しみに待っています。
 羽生くんに憧れている選手は大勢います。これからもプロのアスリートとして頑張っていく羽生くんの背中を、私たち選手はずっとずっと追いかけ続けて行くと思います。坂本花織」
 【三原舞依のコメント】
 「競技生活お疲れさまでした。いつもどの瞬間も本当に強くて凄いトップアスリートで、試合やアイスショーでたくさん思いの詰まった素晴らしい演技を魅せてくださったり、優しくお話してくださったり… 感動と感謝と、尊敬の思いでいっぱいです。新しい毎日が笑顔溢れる日々でありますように… これからもずっと応援し続けています! 三原舞依」

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