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練習中、声を張り上げる神戸国際大付の寒川豪内野手=神戸市垂水区の同校グラウンド
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練習中、声を張り上げる神戸国際大付の寒川豪内野手=神戸市垂水区の同校グラウンド
春の選抜大会で応援団長としてアルプス席から声援を送る寒川豪内野手(右)=3月24日、甲子園球場
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春の選抜大会で応援団長としてアルプス席から声援を送る寒川豪内野手(右)=3月24日、甲子園球場
練習に打ち込む神戸国際大付の寒川豪内野手(左)=神戸市垂水区の同校グラウンド
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練習に打ち込む神戸国際大付の寒川豪内野手(左)=神戸市垂水区の同校グラウンド
春の選抜大会で、応援団長としてアルプススタンドから声援を送る寒川豪選手(中央)=3月24日、甲子園球場
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春の選抜大会で、応援団長としてアルプススタンドから声援を送る寒川豪選手(中央)=3月24日、甲子園球場

 アルプス席のリーダーからグラウンドへ。12日午後の全国高校野球選手権大会2回戦で、北海(南北海道)との初戦に臨む兵庫県代表の神戸国際大付。背番号15の寒川豪内野手(3年)は、今春の選抜大会でスタンドの応援団長を務めていた。度重なるけがを乗り越え、高校最後の夏にメンバー入り。「諦めずに努力してきて良かった」。メガホンをバットに持ち替え、甲子園の土を踏む。

 宝塚市立宝塚第一中時代は硬式クラブ「兵庫伊丹ヤング」で活躍し、強豪の神戸国際大付に進んだが、けがに苦しんだ。高校1年の夏に右肘を痛め、手術とリハビリで半年以上、ボールを握れなかった。2年生の夏にはノック中に右手首を打撲。「骨挫傷」と診断されて再び約2カ月間離脱。メンバー入りはかなわず、応援団長を打診された。

 チームは今春の選抜大会に出場。「入学して初めての甲子園。うれしかったけど悔しかった」。思いを内に秘めてスタンドで声を張り上げ、控え部員たちを引っ張った。春の県大会でも応援団を束ねたが、グラウンドに立てない悔しさは消えなかった。

 「俺がやったる」。春の県大会後は同級生を誘い、全体練習終了後に必ずティー打撃を1箱分こなした。夏の大会前にBチームの練習試合で打率6割と結果を残し、メンバー入りをつかんだ。高校入学後、初めてもらった背番号を両親に見せた瞬間、涙があふれた。

 試合では主に三塁ランナーコーチを務め、青木尚龍監督は「いい声を出してくれる」と高評価。チームを盛り上げるとともに、兵庫大会では代打で2打席に立ってヒット1本を放った。

 「メンバーに入れなかった選手の気持ちは誰よりも分かる。その思いを背負ってグラウンドに立ちたい」。三塁側アルプススタンドに陣取る控え部員たちの声を背に受け、夏の夢舞台で同校の初勝利に貢献するつもりだ。(山本哲志)

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