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【連載】常勝の礎 明石商、4季連続甲子園へ(中)

2020.03.09 09:23
走者を置いた明石商の守備練習。細かい判断を一つずつ確認していく=明石市の同校(撮影・鈴木雅之)
走者を置いた明石商の守備練習。細かい判断を一つずつ確認していく=明石市の同校(撮影・鈴木雅之)
丁寧なキャッチボールを心掛ける明石商ナイン=明石市の同校(撮影・鈴木雅之)
丁寧なキャッチボールを心掛ける明石商ナイン=明石市の同校(撮影・鈴木雅之)

 明石商の練習は、時にキャッチボールだけで30分もの時間を費やす。野球において「キャッチボールがすべて」と語る狭間善徳監督。単純に見えるボールの往復にこそ、代々のチームが誇る堅守の礎がある。

 「捕るときはボールの下部分を見る意識で目線を合わせて。小指を立てるようにしてグラブの面を見せ、(地面に対し)45度の角度で構えます」。遊撃の井上隼斗副主将が身ぶり手ぶりを交えて捕球の基本姿勢を説明する。

 左右の肩とボールを結んだ形が二等辺三角形になるよう体の正面で捕ったら、グラブごと胸へ引きつけながら体を前傾姿勢に。つま先に体重を乗せ、倒れそうになったところでステップを踏み、球をリリースする。

 基礎とは「備え」「間」「タイミング」「バランス」。チーム内では常々、この4要素の重要性が説かれる。それが顕著に表れるのがノックだ。

 「ノックを受ければ受けるだけ守備は上達する。理屈さえ分かれば打撃よりも早い。それはチャンスが3度あるからや」と狭間監督。チームではゴロ捕球の動作を3段階に分ける。右投げの場合、まずは右足で捕球までの距離(=間)を察知する。仮に間を測り誤った場合は、左足の歩幅を変えてタイミングを調整。それでも体勢が整わないときは、最後にハンドリングでカバーする。

 この一連の動きにも細かな決まりが存在する。捕球時は股を割り、頭を低く「腰より前に来るように」と四つんばいに近い姿勢を取る。キャッチボール同様、小指を前に出してグラブの面でボールを受け、前傾での送球につなげる。

 毎日の反復練習で動きを体に染みこませてもなお、井上は「まだ完璧にはほど遠い」と満足しない。一塁を守る植本拓哉副主将は、走者を置いたノック時の暴投をなくそうと、右足の運び方を試行錯誤する。苦手意識があるという守備を鍛えながら「基礎練習がここまで細かく丁寧だとは考えていなかった」と入部時の驚きを明かす。

 「自分たちは強くないと思っている分、練習に取り組む姿勢に雑さがない」と狭間監督。伝統の鉄壁を生む守備技術が日々培われていく。(長江優咲)

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