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明石商、無念にじませ 球児の春は幻に…監督「夏を目指す」 センバツ中止

2020.03.11 23:18
多くの観客の見守る中行われた昨年の開会式の用様子=2019年3月23日、甲子園球場
多くの観客の見守る中行われた昨年の開会式の用様子=2019年3月23日、甲子園球場
多くの観客が詰めかけ開会式が行われた昨年の選抜高校野球大会
多くの観客が詰めかけ開会式が行われた昨年の選抜高校野球大会
明石商高の地元で、センバツ中止のテレビニュースに見入る人たち=11日夜、明石市大明石町1
明石商高の地元で、センバツ中止のテレビニュースに見入る人たち=11日夜、明石市大明石町1

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、11日に中止が決まった選抜高校野球大会。無観客での開催方針から一転、球児の春は幻となった。出場予定だった明石商高は無念さをにじませ、ファンらが落胆する一方、市民らには「仕方がない」と理解を示す声も。阪神・淡路大震災が起きた1995年、東日本大震災が発生した2011年も決行された春の甲子園大会が史上初の事態に直面した。

 明石商高ナインは5日の練習再開後、感染対策を徹底し準備を進めてきたが、センバツのひのき舞台に立てなくなった。狭間善徳監督(55)は「世の中が厳しい状況ですので中止は致し方ありません。子どもたちには気持ちを切り替えて夏を目指すよう話をしていきます」とコメント。楠田俊夫校長(56)は「頑張ってきた生徒のことを思うと残念」との談話を出した。

 エース中森俊介選手の父で野球部保護者会長の中森博さん(41)は「次に向け頑張れと、すぐには声もかけられないが、納得するしかない」とため息。「頑張りは無駄にならない。気持ちを切らさず、夏の大会に出場して」と同校OB藤尾昌義さん(58)=神戸市西区=はエールを送る。

 「25年前も本当にやっていいのかという思いを抱えていた」と振り返るのは、阪神・淡路大震災直後の大会に出場した神港学園高の北原光広前監督(66)。「誰が悪いわけでもない。選手はすぐには立ち直れないだろう。無念さは分かる」と選手の思いを代弁した。

 野球以外の高校スポーツの全国大会は既に中止が決定。柔道の全国高校選手権に出場予定だった夙川高の松本純一郎監督(51)は「生徒の安全を第一に考えるとやむを得ないのでは」とセンバツ中止の決定に肯定的だった。

 市民の反応もさまざま。「仕方がない」との冷静な声に対し、自営業の女性(78)=同市長田区=は「一生に一度の晴れ舞台だったのに」と球児らに同情。大の高校野球ファンという会社員男性(44)=同市北区=は「町の活気がなくなっているのを盛り上げてくれると期待していたのに」。大会の開会式などで使われるプラカードを揮毫した県立芦屋高3年で書道部の女子生徒(18)は、「私が書いた『明石商』の字を見てもらえないのは悲しいけど仕方ない」と声を落とした。(まとめ・堀井正純)

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