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70年ぶり近畿出場の長田 粘り強さは勉強で培った

2020.10.10 12:24
秋季県大会で70年ぶりの近畿大会出場を決め、喜ぶ長田ナイン=10月3日、明石トーカロ球場(撮影・辰巳直之)
秋季県大会で70年ぶりの近畿大会出場を決め、喜ぶ長田ナイン=10月3日、明石トーカロ球場(撮影・辰巳直之)
短時間の練習で集中し、連係を高める長田ナイン=神戸市長田区の同校
短時間の練習で集中し、連係を高める長田ナイン=神戸市長田区の同校

 高校野球の秋季近畿地区大会(17日開幕・わかさスタジアム京都)に、長田が70年ぶりに出場する。近畿大会行きの最後の1枠となる兵庫3位に食い込み、県4位で涙をのんだ昨秋の雪辱を果たした。県内屈指の公立進学校ながら、2018年夏の東兵庫大会で8強、今夏の県大会でも16強入り。今秋は3年連続の選抜大会出場を目指した明石商を破るなど、存在感を際立たせている。

 「文武両道」ではなく「文武不岐」。ナインの練習着の背中には部訓が記されている。学問と武道は別物ではなく一体-。チームはこの4文字を体現している。

 長田ならではの強さの秘訣(ひけつ)は、試合前の時間の使い方に表れている。球場入りする前、選手は近くの会議室などで勉強に励んで集中力を向上。永井伸哉監督が「試合前はマイナスなイメージが浮かびがち。勉強で気持ちを高めれば、自然な形で試合に入れる」と10年近く続ける。大西健太郎主将も「浮ついた気持ちを目の前の英単語帳に集中することでリセットできる」とうなずく。

 秋季県大会では3回戦で最大5点差をひっくり返し、強豪・明石商との準々決勝では1点差を死守。大一番の3位決定戦では、延長十三回タイブレークの末に勝利をもぎ取った。チームを象徴する粘り強さも大西主将に言わせれば「受験勉強で培った心の強さ」。最後まで諦めない姿勢は勉強も野球も一緒だという。

 旧制の神戸三中として開校した創立100年の伝統校。連綿とつないできた歴史も躍進を支える。OBの相田真宏教諭が昨春、部長に就任した。副主将として臨んだ02年秋の県大会で16強入りし、高校通算本塁打30本を超える強打者だった。打つ、投げるといった基本を徹底した練習の中で、選手への具体的な打撃指導や内野ノックを担う。

 春の甲子園は16年に21世紀枠で初出場を果たした。大西主将は「かっこいい野球をしていた」と当時のチームに憧れて長田の門をたたいた一人だ。「甲子園に出るために長田に入学した。その挑戦権を自分たちで勝ち取ったからには(近畿大会でも)勝たないと」。「夢」というその舞台を、今度は一般枠でつかみにいく。(長江優咲)

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