2日の札幌戦で5戦ぶりに復帰したJ1神戸のDFダンクレーが5日、いぶきの森球技場(神戸市西区)で非公開練習後にオンライン取材を受けた。足の打撲と内耳の異常で戦列を離れていたと明かし、「めまいが強かったが、もう大丈夫。札幌戦は自分の100パーセントでいけた」と回復ぶりを強調した。
ブラジル出身の28歳。ポルトガル1部から加入した昨季、リーグ29試合に出場した。187センチの長身ながら足元の技術に優れ、右CBからの縦パスやロングフィードで攻撃のスイッチを入れる。
本来は自らも攻撃に顔を出すタイプという。神戸ではイニエスタら強力攻撃陣のサポートを優先しつつ、「攻撃にかかわる自由は与えられている」。札幌戦でも攻め上がりからミドルシュートを放ち、「まずは守備が大事だが、このユニホームで点を取っていないので、そろそろ得点でも貢献したい」と、神戸での初ゴールに意欲を示した。(山本哲志)