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豊岡を舞台に描いた新作の絵本を発表した岡本理紗子さん=豊岡市下宮
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豊岡を舞台に描いた新作の絵本を発表した岡本理紗子さん=豊岡市下宮
主人公のモデルになった池内多智子さん。店内の様子も挿絵で登場する=豊岡市下宮
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主人公のモデルになった池内多智子さん。店内の様子も挿絵で登場する=豊岡市下宮

 プロの絵本作家を目指し、京都嵯峨芸術大短大部専攻科に通う岡本理紗子さん(22)=兵庫県豊岡市日撫出身=がこのほど、同専攻科の卒業制作で新作「トットさんとはいたつ屋のレークルさん」を完成させた。幼い頃から通う喫茶店を舞台とし、コウノトリを登場させるなど、古里への愛着を詰め込んだ。完成した本は豊岡市立図書館にも寄贈。春からは思い新たに、プロへの道を歩む。(秋山亮太)

 岡本さんは高校2年生の時、海外作家の原画展を訪れて魅了され、絵本作家を志すように。制作の技術を学ぶため同大学に進学した。在学中の2015、16年には、同市内で原画展を開き、昨年は初の長編作品を発表している。

 今回の作品は約5カ月かけ、文章や挿絵、製本作業まで全て1人で手掛けた。およそ30ページで、文章は小学3年生が読める漢字を使って書いた。

 絵本は、喫茶店主の「トットさん」と、配達屋のコウノトリ「レークル」との交流を描く物語。昨年8月末、岡本さんが同市下宮の喫茶店「アビアン・トット」を訪れた際に構想をひらめき、同店オーナーの池内多智子さん(63)をトットさんのモデルに創作したという。

 本の挿絵には実物そっくりの店内や、久々比神社、市立図書館本館など、豊岡の風景が多く登場する。「大好きな店やまちを描くからこそ、妥協できなかった」と振り返る岡本さん。京都市から何度も帰省し、取材を重ねた。大学の卒業・修了制作展では賞も受け、「今ある力全てを注ぐことができた」と顔をほころばせる。

 絵本は池内さんと市立図書館に1冊ずつ寄贈。池内さんも「元気をもらえた」と喜ぶ。

 4月からは、出身大の助手として働きながら創作活動に励む。修行のため英国の学校への留学も目指す。岡本さんは「今回の絵本が、支えてくれた豊岡の人たちに恩返しになれば。たくさん学んで成長し、次はプロの絵本作家として帰ってきたい」と将来を見据えていた。

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