但馬

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 JR香住駅前(兵庫県香美町香住区七日市)に設置されている観光案内図が老朽化して危険性が高まり、所有者も分からない状態が続いている。数十年前に地元の広告会社が民宿などから出資を募って設置したが、経営者はすでに亡くなり、会社も廃業。町は2017年度、同駅周辺の景観整備に乗り出す方針で、行政代執行での撤去も視野に入れている。(黒川裕生)

 案内図は縦4~5メートル、横6~7メートル。同駅を出て最初に目に入る大きな地図だが、掲載されている店の情報は旧香住町時代のもので、現在は営業していない店舗もある。薄い金属を張り合わせており経年劣化が激しく、地図や文字は大半が色あせている。昨秋には強風で案内図の一部が吹き飛び、近くの建物の窓ガラスを破損するという被害も出た。

 町や香住観光協会によると、設置されたのは30年ほど前とみられるが、「もっと前だ」という情報もあり定かではない。現在の所有者は不明で、町も対応に苦慮。隣接する家で暮らす住民は「隙間がなく、外壁の補修もできず正直困っている」と漏らす。

 同駅は1959年に完成した駅舎が老朽化し、周辺は空き店舗も目立つ。このため町は2017年度当初予算案に、景観デザインのコンペ費用などで325万円を計上。JR西日本などと協議しながら、今後、再整備を進めていく考えだ。

 その中で、案内図の存在も注目を集めている。13日の町議会定例会でも、寺川秀志議員が「町長の判断で撤去しては」と一般質問。浜上勇人町長は「行政代執行という手段もあるが、屋外看板に適用する例は少なく、慎重に考えたい。弁護士などとも相談して、後で問題にならない対応を検討する」と答え、事態の打開に前向きな姿勢を示した。

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