但馬

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ほほ笑みを浮かべる(左端から時計回りに)大黒天、金剛童子、聖観音、不動明王=あさご芸術の森美術館
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ほほ笑みを浮かべる(左端から時計回りに)大黒天、金剛童子、聖観音、不動明王=あさご芸術の森美術館
数十年前の竹田城跡を切り取ったモノクロ写真=あさご芸術の森美術館
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数十年前の竹田城跡を切り取ったモノクロ写真=あさご芸術の森美術館

 改修工事に伴い1月から休館していた兵庫県朝来市多々良木、あさご芸術の森美術館で18日、リニューアルオープンを記念する「ほほ笑みと祈り 円空展」と「三浦悠『竹田城跡』写真展」が始まった。円空展は5月7日まで。写真展は4月16日まで。(長谷部崇)

 円空展では、江戸前期の修験僧・円空(1632~95年)の木彫仏63体を展示している。

 円空は美濃国(岐阜県)の生まれ。各地を行脚しながら生涯で12万体の神仏像を作ったとされ、北海道から愛媛県まで約5400体が確認されている。

 あらゆる木片を大胆に刻んだこれら「円空仏」は、一般的にいかめしい表情の不動明王や仁王像まで、口元に不思議な微笑を浮かべているのが特徴だ。

 高さ96センチの大黒天は、丸みを帯びた木の根に顔と小づちを持つ手が彫られている。5~20センチほどの小観音像は民家にあったものが多く、「造像が布教活動である」と唱えた円空と庶民の関わりがうかがえる。

 同館の伊藤照哉館長(72)は「円空仏のほほ笑みは、時代を超えて見る人の心を癒やす。ホッとした気持ちになってもらえれば」。

   ◆◆◆

 写真展は、姫路市の写真家三浦悠さん(1925~2012年)が撮影した昭和中期の竹田城跡のモノクロ写真25点が並ぶ。

 三浦さんは総合美術団体「国画会」の写真部会員として活躍。撮影テーマの一つが竹田城跡だった。遺族からこのほど作品の寄贈を受けた朝来市が、市内で約30年ぶりとなる三浦さんの個展を企画した。

 石垣の表面で複雑に絡み合うツタや立ち上る朝霧、陽光が優しくなでる岩肌などを撮影。草木の生い茂る当時の城跡に人影はなく、どの作品にも山城独特の荒々しさや静けさが漂う。

 三浦さんの写真クラブで学んだという姫路市打越の女性は「何十年たっても作品の魅力は色あせず、誰にもまねできない作風」と話した。

 美術館は午前10時~午後5時。一般500円、大高生300円、中小生200円。水曜休み(5月3日は開館)。同美術館TEL079・670・4111

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