但馬

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 明延鉱山(兵庫県養父市大屋町明延)で、住民らが毎年実施する「一円電車」の体験乗車会が9日から始まるのを前に、養父市は、富山県の立山砂防で使われていたディーゼル機関車を購入し、このほど同町明延に搬入した。一円電車とともに、今後の地域活性化に生かしていく。

 同市や明延地区の住民らは現在、同地区の山腹に1キロの線路を整備し、一円電車を運行する計画を立てている。購入した機関車は、そこで予備車両や展示用などとして活用することを検討しているという。

 新しい機関車は、国交省立山砂防事務所から払い下げられた車両。急斜面を何度も折り返しながら登る「スイッチバック」で有名な立山砂防の工事専用軌道で、1990~2015年まで使われていた。重量5トン、全長3・5メートル、高さ2・1メートルで、車体の鮮やかな緑色が目を引く。

 同事務所は車両更新の際、古い機関車を自治体などに売却しており、養父市が明延地区を中心とした観光振興に役立てようと、2万円余りで購入。3月までに、大阪府の業者が、一円電車と同じレール幅(76センチ)に改造した。輸送を含む総費用は約600万円。

 このほど機関車が大阪府から明延に搬入され、一円電車体験乗車会で使用する特設線路(80メートル)上にクレーンで載せられた。試運転では軽快なエンジン音を立てて進み、同市が建設した専用格納庫にゆっくりと収められた。

 明延区長の小林史朗さん(59)は「新たな車両が増えてうれしい。鉄道ファンの注目も集まるはず。活動の刺激にしていきたい」と喜んでいた。(那谷享平)

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