但馬

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 ミルクのジェラートに香住ガニ(ベニズワイガニ)の魚醤を混ぜ込んだ「カニカニジェラート」を但馬漁協(兵庫県香美町香住区若松)が売り出している。「食べれば横歩きしそうなジェラートです」と担当者。まるでカニのように両手をVサインにしてPRするが、果たしてその味は-。(黒川裕生)

 同漁協は昨年、香住ガニやハタハタ、ノドグロなどを原料にした魚醤5種類を開発し、発売した。ソフトクリームにカニ魚醤をミックスした「しょゆとクリーム」も売り出し、話題を呼んでいた。

 ジェラートは、魚醤の用途をさらに広げようと考案。「しょゆと-」は同漁協の直売店「遊魚館」(同区若松)でしか食べられないため、より流通させやすい商品を検討する中でたどり着いた形という。

 製造は朝来市和田山町の「あいす工房らいらっく」が担当。同漁協と試行錯誤の末、カニ魚醤の量は原料1リットル当たり10ミリリットルとした。それ以上増えると「塩分がきつくなる」という。

 気になる味は、コクのある甘いミルクの中に、主張しすぎないカニの風味がほのかに漂うという上品なもの。逆にあまりにも主張しすぎないため、言われなければ魚醤の存在に気づくのは難しいほどだ。

 「ジェラートにカニの隠し味は必要なのか。そんな迷いは今もこの胸にある」と思いを吐露する担当者。現在は遊魚館でしか販売していないが、将来は近隣の民宿などにも卸したいという。1個(100ミリリットル)税込み400円。遊魚館TEL0796・36・4545

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