但馬

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薄闇に浮かんだ炎の輪=香美町香住区三谷
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薄闇に浮かんだ炎の輪=香美町香住区三谷

 先端で火が燃え盛る5~6メートルの竹を頭上で回し、五穀豊穣や無病息災を願う伝統行事「万燈の火祭り」が24日夜、兵庫県香美町香住区三谷の矢田川河川敷であった。

 始まりは江戸時代後期とされるが、竹の先に取り付けて燃やすための麦わらの確保が難しくなり、約60年前に一度途絶えた。神河町の農家の協力で1984年に復活。近年は豊岡市日高町の府市場営農組合から提供を受けていた。

 一方で、三谷地区でも住民の高齢化が進む。行事の担い手も不足するようになり、今年は規模を大幅に縮小。竹は例年の50本前後から20本に減らし、麦わらも受け取りに行く余裕がないため、地元で調達した稲わらを使うことにした。

 この日は辺りが薄闇に包まれ始めた午後7時、住民15人が竹を持ち、先端の稲わらに着火。時折小雨がぱらつく中、バチバチとはぜる火をゆっくりと何度も回し、頭上にオレンジ色の弧を描いた。

 規模縮小について、三谷区長の原誠二さん(75)は「みんなロートル(年寄り)だでなあ。稲わらの燃え方もいまいちやったな」と残念がりつつ、「最低でもこれくらいの規模で続けていければ」と話していた。(黒川裕生)

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