但馬

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猛暑日の豊岡。36度を示す駅の表示=JR豊岡駅前
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猛暑日の豊岡。36度を示す駅の表示=JR豊岡駅前
暑さで景色が揺らめく道路=7月3日午後、豊岡市内(撮影・秋山亮太)
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暑さで景色が揺らめく道路=7月3日午後、豊岡市内(撮影・秋山亮太)

 8月も中盤に差し掛かったが、兵庫県豊岡市をはじめ但馬地方でも暑い日が続いている。同市では今年の7~8月、日最高気温が35度を超える猛暑日が、9日までで既に12日記録された。気温の観測地点は全国に929あるが、この夏は3回全国トップとなり、ベスト3にも4回入った。記者は転勤で豊岡に住み始めて5カ月。聞いてはいたが、この暑さは想像以上だ。盆地とはいえ日本海側。なぜこんなに暑いのか。改めて調べてみた。(阿部江利)

 気象庁によると7月1日以降、豊岡は日最高気温の全国ランキングで8回、トップ5入りしている。1位だったのは、7月14日(36・9度)、20日(37・0度)、21日(37・3度)の3回。8月も5日に37・9度を観測したが、“惜しくも”全国2位だった。過去最高の39・3度(2000年7月)には及ばないが、連日うだるような暑さが続く。

 神戸地方気象台によると、豊岡の暑さの原因は、フェーン現象と盆地の地形という。南からの湿った空気が、播磨北部や丹波、但馬南部など中国山地の山々を越える際に雨を降らせ、乾いた高温の風となって豊岡方面に吹き下ろしてくる。

 水蒸気が少ない空気の方が温度変化が大きくなるため、山を上る前より、下った後の風の気温が高くなってしまうのだ。そして、盆地地形の豊岡に熱がこもる。熱帯夜が多い阪神間と違い、豊岡では明け方にはしっかり気温が下がるため、寝苦しさはさほど感じないが、それでもやはり暑い。

 この暑さを、地元の人はどう受け止めているのだろう。「毎日、朝から腹が立っています」と近くに住む男性(69)は憤る。他にも「昔はもっと涼しかったと思うんだけど-。最近は異常」。「昔は豊岡がずっと暑さ日本一だったはず。(今は)1位を譲ってやっている」と、その思いはさまざまのようだ。

 豊岡観光協会の西村達也副会長は「冬は雪が降って寒いし、夏は日本一の暑さ。でも裏を返せば、スキーも海も満喫できる。地域外の人は、これだけ寒暖差がある所は珍しいと言ってくれる」と、過酷な環境を逆手に取って前向きに話す。でも「昔から暑かったが、暑い期間がだんだん長くなっている気も-」と本音もぽろり。暑さ寒さも彼岸まで。皆さん、もう一踏ん張り。頑張りましょう。

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