但馬

  • 印刷
写真の撮影地で意見を交わす角田光代さん(中央)と吉村玲一さん(右)、田中茜さん=香美町香住区境
拡大
写真の撮影地で意見を交わす角田光代さん(中央)と吉村玲一さん(右)、田中茜さん=香美町香住区境
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 兵庫県香美町の観光ポスターにエッセーを執筆する、直木賞作家の角田光代さん(50)や同町の浜上勇人町長らが25日会見し、事業の詳細を発表した。角田さんは23日から同町を訪れており、ポスター写真の撮影地などを訪問。24日には「村岡ダブルフルウルトラランニング」に出場し、44キロを完走したという。「見ただけで圧倒されるような素晴らしい景色が、この町にはたくさんある。それを伝えられたら」と、執筆の意気込みを話した。(小日向務)

 角田さんは、2005年に「対岸の彼女」で直木賞を受けているほか、旅のエッセーでも知られる。香美町は、都市部で働く30~40歳代の女性をターゲットに町の全国的な知名度アップを狙っており、それらの層に親しまれている角田さんに執筆を依頼している。

 ポスターは風景6点、人物1点の計7種類を制作する予定で、角田さんはそれぞれにエッセーを書き下ろす。3月には初めて同町を訪問。「黒い瓦の屋根がずらっと並んだ家並みなど、町がきれいでびっくりした」という。

 その後、写真の候補地が絞られたため、今回は撮影場所などを訪れた。これまで10回、フルマラソンを走っており、村岡を走ったことで景色や人の優しさに打たれたという。「民話の世界のような美しいものを、自分の速度で見られた」と感激した様子だった。

 ポスターの写真は、同町村岡区出身の写真家、吉村玲一さん(55)=兵庫県西宮市=が担当する。既に千カットほど撮影。「町内の新たな魅力に気付いた」という。構成担当のデザイナー田中茜さん(33)=同県明石市=は「ポスターに作家を起用するのは珍しい。注目されやすいのでは」と話す。

 同町は年内にもポスターを完成させる予定。京阪神の主要駅などに掲示するほか、日本観光振興協会主催の日本観光ポスターコンクールで入賞も目指す。浜上町長は「香美町のポスターに関わっていただいたこと自体が、町民共有の財産」と事業の進展を喜んだ。

 会見の後、角田さんらは、夕日の写真がポスターに使われる予定の、同町香住区の今子浦を訪問。小高い丘から海を眺め、「離れているのに、底が見える透明度の高さに驚いた」などと感心していた。

但馬の最新
もっと見る

天気(10月18日)

  • 22℃
  • ---℃
  • 60%

  • 20℃
  • ---℃
  • 60%

  • 21℃
  • ---℃
  • 60%

  • 21℃
  • ---℃
  • 70%

お知らせ