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但馬の将棋界で飛ぶ鳥を落とす勢いの大垣航祐君=朝来市生野町口銀谷、旧生野鉱山職員宿舎
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但馬の将棋界で飛ぶ鳥を落とす勢いの大垣航祐君=朝来市生野町口銀谷、旧生野鉱山職員宿舎

 日本将棋連盟但馬支部(兵庫県豊岡市)に所属する11歳の大垣航祐君(朝来市立中川小学校5年)が、大人に交じって大活躍し、但馬の将棋界を席巻している。5~7月の将棋大会のA級(3段以上)で3回連続準優勝した後、8月の「第35回豊岡市長杯争奪将棋大会」で初優勝。A級の大会を小学生が制覇するのは、1968年の同支部設立以来初の快挙。9月の大会でも連覇を成し遂げ、A級のベテラン勢も「打倒・大垣」を合言葉に燃えているという。(長谷部崇)

 「教室に入ったばかりの頃、ずっと正座を崩さなかったのが印象に残っている。将棋に向き合う姿勢が、何かほかの子と違うなと」。大垣君が小学2年から通った「チームあかり囲碁将棋教室」(朝来市生野町)の指導者、西川豊さん(69)は振り返る。負けん気は人一倍で、当初は対局に敗れると悔し泣きすることもあったが、小学3、4年でぐんぐん実力を伸ばし、今では西川さんすら歯が立たなくなったという。

 大垣君は「四間飛車」や「向かい飛車」など、飛車を積極的に動かす戦法「振り飛車」を得意とし、自宅では詰め将棋や将棋ソフトのインターネット対戦で腕を磨く。詰め将棋は難易度の高い11手詰めや13手詰めをこなしている。

 昨年6月の大会で、同支部史上最年少のA級出場を果たした大垣君。A級には、但馬トップレベルの約25人が名を連ねるが、同支部の山本明生副支部長(69)は「すでに一、二を争う強さ」と分析。その強さについて「ここぞという勝負所を知っており、好機とみたら一気に畳み掛ける。小学生がA級で優勝するなんて、とんでもないこと」と舌を巻く。

 普段はおとなしい小学5年生だが、対局が始まれば盤面を鋭く見つめ、勝負師の顔つきに。最近は、井上慶太九段が加古川市で開く将棋道場や関西将棋会館(大阪市)にも通い、同年代のライバルともしのぎを削っている。将来の夢は、もちろんプロ棋士だ。

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