但馬

  • 印刷
普段は見られない選鉱場跡を上から眺める見学者たち=朝来市佐嚢
拡大
普段は見られない選鉱場跡を上から眺める見学者たち=朝来市佐嚢
元従業員の案内で台車のレールなども見学した=朝来市佐嚢
拡大
元従業員の案内で台車のレールなども見学した=朝来市佐嚢

 兵庫県朝来市佐嚢の神子畑選鉱場跡で19日、1987年の閉鎖以来初めてとなる一般公開があった。県内外から親子連れらが訪れ、高さ75メートルの最上部から、現在も残る巨大な装置や、周辺の景色を一望。忘れないようにと、熱心にカメラで撮影する参加者も多かった。

 同選鉱場は1919(大正8)年、養父市の明延鉱山で採れた鉱石を選別するために造られた。幅110メートル、高低差75メートルの斜面に建造された22階層の施設が、24時間稼働したことから「不夜城」と呼ばれた。87年に閉鎖され、2004年には大部分が解体された。

 今年4月、同選鉱場跡を含む「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」が日本遺産に認定されたことを祝って一般公開が企画された。

 見学者たちは麓でバスに乗り、最上部に移動。15歳から選鉱場の機械修理などを担当した中島巧さん(82)ら元従業員の案内を聞きながら、鉱石を運んだベルトコンベヤーの名残がある場所や、従業員を毎日運び続けた台車のレールや操作室を見て回った。

 妻と2人で参加した男性(76)=朝来市和田山町土田=はかつて関係する企業で働いており、「最上部に行きたいという長年の念願がかなった。感動で震えた」。生野鉱山の魅力発信などに取り組む住民グループの代表、佐藤次郎さん(52)=同市生野町奥銀谷=は「日本遺産としての今後のPR活動で大きな前進になったと思う。今日の見学で、改めて鉱山の魅力が深いと感じられた」と話した。(秋山亮太)

但馬の最新
もっと見る

天気(12月19日)

  • 10℃
  • ---℃
  • 10%

  • 7℃
  • ---℃
  • 60%

  • 10℃
  • ---℃
  • 10%

  • 10℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ