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糖尿病の早期発見と治療のため、予防事業で対象者に手渡される診療の依頼書=豊岡市立野町
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糖尿病の早期発見と治療のため、予防事業で対象者に手渡される診療の依頼書=豊岡市立野町

 糖尿病患者の早期発見や重症化防止を目指すため、兵庫県豊岡市や市医師会、公立豊岡病院は今月から、「糖尿病・糖尿病性腎症重症化予防事業」を始めた。国民健康保険の被保険者の健診データなどを基に、受診が必要な市民を抽出し、症状の度合いに応じた治療や栄養指導などを受けてもらうよう個別に勧めていく。(秋山亮太)

 厚生労働省によると、昨年9月に発表した「国民健康・栄養調査」で、20歳以上のうち「糖尿病が強く疑われる者」「同病の可能性を否定できない者」の割合は計24・2%。20年ほど前から増加傾向にあり、1997年と比べると約8ポイント上昇した。全国的に患者が増えており、合併症の同病性腎症が重症化しないように予防する取り組みも、国や県で進められているという。

 今回実施する予防事業では、同市が対象となる市民を抽出。国民健康保険(国保)の被保険者のうち、40~74歳を対象に毎年5~12月に行う「特定健康診査」のデータなどを参考に、例えば血中でブドウ糖と結び付くヘモグロビンの割合を示す数値が、基準値以上だった人などが対象となる。市健康増進課によると、今年1月末の対象者は計98人いたという。

 対象者には、市の保健師が連絡した上で個別訪問し、地元の開業医を受診するよう勧める。医療機関で、患者が症状の度合いに応じて適切な治療を受けられるよう、これまでほとんどなかったという、開業医と同病院組合の連絡体制も強化していく。またデータは市の各機関で共有するため、栄養士による指導や運動指導もスムーズに受けやすくなる。

 事業は今後も毎年実施していく予定だといい、同課は「糖尿病は合併症を引き起こす可能性が高く、患者や家族の経済的負担も大きい。予防事業でそのリスクを減らしたい」としている。

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