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平田オリザさんから助言を受け、ロボットとの会話に挑戦する児童たち=五荘小学校
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平田オリザさんから助言を受け、ロボットとの会話に挑戦する児童たち=五荘小学校

 ロボットとの会話を、子どもたちが芝居を演じるように楽しみながら、コミュニケーションを学ぶモデル授業が13日、兵庫県豊岡市中陰の五荘小学校であった。授業を手がけた劇作家の平田オリザさん(55)らによると、公立小学校で「ロボットと演劇的手法を用いたコミュニケーション教育」の授業を実施するのは、世界初という。(阿部江利)

 東京芸術大学が2015年度から取り組む産官学の連携事業「革新的イノベーション創出プログラム」の一環で、今回は大阪大やベネッセの協力も得て実施。豊岡に移住する平田さんが、芸大で特任教授を務める縁もあり、芸大が豊岡市に打診して実現した。

 この日の授業には4年生のうち27人が参加。平田さんは冒頭で「君たちは、ロボットを使った授業を、日本で最初に受ける生徒です」と呼び掛け、児童たちを沸かせた。児童たちは4~5人ずつ班に分かれ、教卓に置かれた高さ約30センチの人型ロボット「コミュー」との対話に挑んだ。

 阪大が開発した「コミュー」は、プログラムされた脚本に沿って、一定の間合いで「あなたの趣味は」「へー」などと決まった言葉を話す。各班はその言葉の間を埋めるシナリオを考え、平田さんの助言を受けて練習。全員の前でロボットとの会話を発表した。

 ある班は、「あなたの趣味は何ですか?」と尋ねるロボットに「登山が趣味」と返し、「まだ見たことがない」と言うロボットに、立て続けに「今度行こうよ」「どこの山に登る?」「富士山登ろうよ」「いいね」と児童同士の話を織り交ぜた。

 平田さんも「演技だけでなく、言葉のつながりも自然だった」と評価。女児(10)は「ロボットとの会話は人と話すより難しかったけど、間が空く時にうまく会話をつなげられた」と振り返った。

 平田さんは「10年後には教室に当たり前にロボットがいるかもしれない。将来の教育にとても意味があることだ、というイメージが持てた」と話した。芸大やベネッセの担当者も「最先端の研究。新しい教育プログラムの開発につなげたい」と意欲を見せた。

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