但馬

  • 印刷
万一に備えて柴山港に設置された非常投浮=香美町香住区沖浦
拡大
万一に備えて柴山港に設置された非常投浮=香美町香住区沖浦

 海に転落した人を救助するための道具「非常投浮」を、兵庫県香美町香住区沖浦の但馬漁協柴山支所がこのほど設置した。救難具として定着している浮輪に比べて安価で、より遠くまで投げられるのが特長という。

 関係者によると、非常投浮は宮城県気仙沼市の漁師が考案。構造はシンプルで、長さ30メートルほどのロープの先端に、漁船の接岸時の緩衝材としても使われる漁具の浮きを結びつけている。投げ縄の要領で振り回して投げると、浮きの重みが遠心力となり、遠くまで飛ばせるという。

 海上保安庁などが普及を目指しており、今年1月、香住海上保安署が香住漁港西港で、関西では初の講習会を開いた。

 その半月後の2月3日午後には、柴山港で海に転落した飼い犬を救おうとした近くの男性が海中に飛び込み、漁業関係者に助けられるという事案が発生。講習にも参加していた同支所の和田耕治支所長が、「危機管理態勢の強化が必要」として、早急に導入することを決めた。

 同支所は地元の漁網業者に依頼し、2月中旬、柴山港の2カ所に設置。分かりやすいよう近くに「海中転落者用ロープ」と記した看板も設けた。費用は1個1万円ほどだったという。

 和田支所長は「われわれの仕事は“備えあっても憂いあり”。漁港だけでなく、海水浴場などにも広まれば」と話していた。(黒川裕生)

但馬の最新
もっと見る

天気(2月17日)

  • 10℃
  • 4℃
  • 20%

  • 7℃
  • 2℃
  • 50%

  • 10℃
  • 5℃
  • 10%

  • 10℃
  • 3℃
  • 20%

お知らせ