但馬

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自動外貨両替機が設置される浴衣のレンタル・販売専門店「いろは」=豊岡市城崎町湯島
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自動外貨両替機が設置される浴衣のレンタル・販売専門店「いろは」=豊岡市城崎町湯島

 近年外国人観光客が急増している、兵庫県豊岡市城崎町の城崎温泉街の一角に23日から、自動外貨両替機が登場する。但馬地域では初めて、同温泉街にある浴衣専門店「いろは」が設置。城崎を訪れる外国人客の利便性向上に加え、地元関係者からは、消費拡大による経済波及効果にも期待が高まっている。(秋山亮太)

 両替機は、旅館や土産店が並ぶ通りにある同店の、入り口付近に設置される。機器は自動外貨両替機を扱う「アクトプロ」(東京)製。タッチパネル式で、日本語や英語、中国語など10言語に対応している。米ドルや中国元、タイバーツ、ユーロなど12通貨の紙幣を、日本円で10万円分までの紙幣か硬貨に両替できる。毎週木曜以外の午前10時半~午後10時に利用できる。

 同温泉街では2年前からバス会社が、城崎の外国人向けの観光案内所で、米ドルやユーロなど6通貨の両替サービスを実施しているが、午後6時までのため、夜間に両替できる場所がなかったという。同店の系谷瞳代表(36)は「海外からのお客さんが、温泉街での滞在をより楽しめるようになるはず」と設置の目的を話す。

 豊岡市の調査では、昨年1年間で城崎に宿泊した外国人は約4万5千人。市全体で調査を始めた5年前と比べ、4・5倍以上に増えている。浴衣姿の外国人がそぞろ歩く風景も日常的になり、外国語スタッフを備えた旅館なども増えてきている。

 しかし一方で、城崎の土産店や観光施設では、外国のクレジットカード決済が使えない場所も数多くある。「いろは」を訪れる外国人は1~2週間温泉街で過ごす人も多く、滞在中に現金が不足して買い控えたり、現金を残すため、クレジットカードが使えない店を敬遠したりするケースもあるという。そうした課題を解決しようと、両替機を設置することにしたという。

 同店の商品開発などに携わる地方創生プロデューサーの新原光晴さん(47)は「旅先で現金を補充できれば、購買意欲も刺激されるはず」と期待。「海外からの人気が高まる同温泉街の勢いを、地域の店にも経済効果として広げていきたい。両替機がその中心になれば」と意気込む。

 同市大交流課の担当職員も「今後、より多くの外国人旅行者を迎える上で、両替機は重要な存在になる。民間で率先して設置してもらえるのはありがたい」と歓迎。海外への観光PRでも、両替機があることを積極的に発信していきたいとしている。

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